紫草のお気に入りの歌一覧
みやこうまし
両足が触れてさらさら独り寝の固いシーツに神経冴える
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たんぽぽすずめ。
手に乗せた栞から子の産声を聞かむ「理由」の一ページ目や
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みやこうまし
涼し夜に甘き夢見て寝返れど触れる人無く夢にも帰れず
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みやこうまし
秋日和続きて涼し朝まずめ枯れし蔓枝に朝顔の咲く
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恣翁
頁繰る 音すら消ゆる 圧力に 支配されたる 午後の図書館
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悠々
ベクレルてふシーベルトてふヨウ素てふ呪文呟く魔物潛みぬ
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半格斎
明けやらぬ軒端にしたたる雨音に寢息かさねてきみは横たふ
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ケンイチ
床に臥せゆふべの酒の過ぎたるを甲斐なきままに嘆きくらせり
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緋色
「辛くても負けたくない」と、彼はまた弱音をサロンシップで隠す
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舞
酔い臥せば鈴虫の音の優しくてあまり呑むなと母の声する
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たんぽぽすずめ。
実を網の小籠に包むほおずきの揺らぎへ聞けり子守唄かな
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舞
ゆく夏の名残も涼し制服の白も清げに通学の子ら
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悠々
花巻の里にねむれるうたびとよいまこそ歩め瓦礫の村を
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