御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
ひげじぃ
手水舎の丸き柄杓の薄氷に千木より昇る冬陽さやけし
12
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飛和
白砂に日々描かれし水紋の変はらなさこそ今は愛しい
8
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草木藍
夕暮れてわずかに碧さ残る空日脚の伸びてゆっくり歩く
10
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ななかまど
立春の湧水飲めばふつふつとわがししむらに春の息吹は
13
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灰色猫
また夜がひとりぼっちを連れてくる朝まで語り明かすのだろう
12
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舞
ナナカマド実に降り残る雪帽子真白に染まる街の片隅
5
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KEN
三冬越え 木の間に高き 光かも 凍てつく沼に 射して燃えつつ
10
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ななかまど
コロナ禍に家に籠れば何処からかウルフルズの歌風に乗りくる
10
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飛和
雪色のライチョウの絵に椿添へ友に屆ける此の地の温度
5
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飛和
目に見えぬ檻に閉じ込められし今初めて世界の奧行きを知る
5
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秋日好
愛用のコートを羽織りマフラーを忘れた朝に春は煌めく
12
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ひげじぃ
花立に燃ゆる椿の一輪を供えて父の眼ゆれおり
9
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KEN
遠ざかる 汚れちまった 悲しみを 思はせ静か 今朝の綿雪
11
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夏深
偽りもなしに広がる青空を信じられると冬日の街で
11
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うすべに
ほのめいた梅を探してさまよえば 土塀の上からのぞく蝋梅
7
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へし切
衣更着と言い得て妙の寒さかな 春は近きに 重ね着の朝
16
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茂作
梅の木にすまし顏なる尉鶲 暫し待てども初音欺く
18
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KEN
儚さと 冷たさ寒さ ひとしめて 枯れ野を染めぬ 雪 白肌に
11
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こむぎ
吹き吹けど散らす木の葉は既に果てつれなき風も寂しかるらん
6
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れもん24
研ぎ澄ますかわせみの背の光沢に刻は止まりて水面鎮もる
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