詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
繕えば現と変はらず意味の無し 自分でありたくこの場にゐるに
14
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詠み人知らず
甘えまい 人頼りなば弱くなる 滲むも堪へ自の道這はむ
17
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詠み人知らず
賢人の里に迷ひし子猿なる 吾忘れなば謙虚さぞ欠く
13
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び わ
朝顔のすい込まれるとおもう青時こそ無情昼には萎む
9
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石川順一
大盛に特製付けるの忘れたり久し振りに行くラーメン店だから
9
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灰色猫
幾万の呻きし声が息絶えて嘲る如く黒き驟雨は
26
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灰色猫
焔街に埋もれた母を覚まさんと蛆に喰われる母を揺すぶる
13
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灰色猫
慟哭の焼かれた喉を掻きむしる爪は剥がれて眼は垂れて
15
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灰色猫
かたかたと水筒鳴らし焼け焦げた血の塊が水を欲する
18
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灰色猫
赤黒く皮膚の爛れたの肉叢の群れは小川に犇めき合って
13
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秋日好
七つ川仏舎利塔に護られて健やかにあれ舟入観音
16
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秋日好
多機能ノートは絶えず忙しく鳴り響き泣くも泣かぬも汝を追いたてて
12
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秋日好
右手首握ってくれるひとを待つ海峡の風抜ける庭園
15
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秋日好
君だけに制御されたい吾だから利き手を拘束して欲しいんだ
12
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秋日好
諦めたソテツを庭に連れ出せば夏の驟雨に翠羽開く
13
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ゐわむら
ひぐらしの命も尽きた午後十時 祭り囃子の遠のいていく
12
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ガイトさん
僕の夢百七十センチメートル優しい父のようになりたい
6
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千映
祖母からの貰った手紙 文字にいう「あなたの娘は気がきつい」
7
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夢士
八月の陽射しを受けてイレブンのプレーはつらつ勝ちて締めくる
12
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千映
向日葵のゆかたの裾を手で直し最後の花火横目で手繋ぐ
9
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