金木犀のお気に入りの歌一覧
千映
介護には力と知恵と言の葉で忍耐の文字最後に登場
13
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西村 由佳里
痛いからそれとも単に眠いからとろとろとろとろまどろみ続く
10
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リクシアナ
荷の重さ知らずに負うと言う人に肩拒まれて脇道を行く
18
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詠み人知らず
「幸せにしているのか」と問う君の瞳にうつる吾の戸惑い
23
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九條千鶴
丁寧に書かれた手紙の便箋に滲むインクが涙のようで
11
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九條千鶴
いつからか夜より朝が怖くなり夢見ることもできなくなった
10
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万陽
運針し 布縫いながら 珈琲を啜り落ち着く 心のざわつき
14
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海音莉羽
恋心忘れたままに生きてゆく 夫に抱かるるぬるま湯の中
9
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海音莉羽
愛されることに甘えて愛さずに愛してくれと甘えて鳴いた
8
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海音莉羽
報われぬ恋に溺れた青春の引き金がまだそこに落ちてる
15
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ながさき
暇つぶし 時間つぶしの 暇あらば 生死の理こそ 知らまほしけれ
24
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まあさ
一通り朝の家事終え珈琲の香りに救いを求める ひとり
21
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桜枝巧
消えかけた「テナント募集」のゴシックは角ばっていて妙に短気だ
12
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桜枝巧
街を練り上げる人らの行進をレンズに映す自販機の朝
9
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絮谷新
モルフォ蝶碧き鱗粉鏤めて鯘りゆく香の幽けき夕べ
17
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藤久崇
田の神の 座とう桜の 咲くほどに 世を鋤く若き 人も立ちなむ
15
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松本直哉
歳晩の厨に出汁の香のみちて慈姑の煮ゆるときのしづけさ
9
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inosann
とりまきに気の合う者を置く上司ときに怒りを平にぶつける
16
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まあさ
幾重にも 重なる雲へ 目を凝らし 隙間の青を 探したい朝
24
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舞
春一の風に朽ちゆく寒椿踏みしだかれて如月の朝
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