御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
KEN
踊子草 風音聞き分け 舞ふ支度 老いゆく人の 小庭の畑
7
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舞
父逝くにゆずり葉と言う母もなく時をたどりて我もゆずり葉
7
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ななかまど
人あまた笑む季節かな菜の花の黄の帆布揚げ船出する春
8
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へし切
雪を割り けなげに芽を出す福寿草 花に肖る仕合せひとつ
10
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ななかまど
色のない大地に灯る黄のしずく花と知りせば夢さわぐ春
14
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ひげじぃ
光風に襟立て見あぐ蝋梅の背に空広ぎ ちぎれ雲ゆく
10
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横井 信
また今日もあてのないまま曇天の冬の枯れ野の流れる車窓
5
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ななかまど
山の端へいまし沈まん冬の日がわれの肩へと朱の帯掛ける
10
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トウジさん
泣くな沙羅終わったことに拘らずまだ先がある君ならできる
7
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朔夜
朝まだき仄暗き寢間に身をしづめ君の息つぎ耳すますのみ
5
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うすべに
せきれいの見えかくれする冬の田に 枯れた稲孫のちいさな稲穂
5
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へし切
老い惚れて 一つを為して また一つ忘れて 何をと己が身に問う
10
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飛和
何時の日かレール外れた足跡が誰かの標になるやもしれぬ
7
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恣翁
雪消せぬ坂の下にも春来らし 日射しばかりは 黄に温むめり
12
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飛和
薄桃のドレス纏った君とまた逢える日数ふ立春の候
5
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ひげじぃ
霜踏みて鳴き砂のごと参道の遥か緋色の椿三つ四つ
13
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茂作
一人來て逢ふ人もなし冬の畑 カラス一羽の凄き鳴き聲
12
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横井 信
熟れ残るみかん畑の青空に弾けて落ちる立春の雪
9
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ながさき
悲しみは 心の中で 「優しさ」に 悩みの果ては 「智慧」へと変わる
12
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芳立
さわがしき世もうすらひの清ければ名のみと聞けど春とこそ知れ
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