御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
きくゑ
ざらざらと落ちては跳ねる雹の降る辺り凍らす冬の駆け足
6
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飛和
花束はもらえなくても折々に咲く花ばなに気づく幸せ
6
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舞
あなたへと似合う花など探しては歳は経にけり冬の真白日
11
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トウジさん
泡雪は名残惜しまず消え失せて訳知りかおで笑む忍草
9
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横井 信
夕暮れの川の茂みで鴨の寝る風ぞつめたきいち輪の梅
12
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里香
飴玉の薄くなったを 割らぬよう 舐め回すよう 笑顔を探る
6
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舞
遠い日の恋の傷痕たまゆらの光りを残し消える流星
9
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艸介
麓にてはや咲きにける梅の香を 胸に残して雪を掻きぬる
10
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うすべに
野仏にあざやかな赤 里人の祈りが守るささやかな杜
8
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紫草
やわらかな眠りはあなたの傍らに貝になる日も狼な日も
13
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横井 信
如月の月のひかりに凍りつく屋根を見渡し昇った朝陽
11
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滝川昌之
筆塚は天神様の裏庭で飛び来た梅を記しつづける
13
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830
水彩で色をのせたか梅の花画面切り取り持ち帰る春
6
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舞
如月の真白の雪の静やかに埋もれてこもる我と妻とは
8
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飛和
落下していく花びらのその音を聴く静けさを私にください
8
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萱斎院
かたしきの閨のひまよりもれいりぬ 笙ききまがふ松風のこゑ
3
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なりあきら
ひっそりと 裏庭に咲く 梅の花 色をも香をも 知る人ぞなき
3
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ひげじぃ
立つ春の真白き雲は凝りゐて微動だにせぬ鳶の翼影
6
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舞
黄昏の時にぞ出でる魔のごとく微睡む夢の初恋のひと
7
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滝川昌之
図書室の雨の匂いは棚に棲む古書に滲みてた春の融け雪
15
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