蔓葵のお気に入りの歌一覧
へし切
降りしきる雨に若葉はつややかに日がな一日ながめて暮らす
25
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リクシアナ
円錐のグラスの紫カクテルとボサノバ甘き春の黄昏
16
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浅草大将
千代やちよ結ぶえにしに西つ方いり陽拝みてちぎる花はも
9
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浅草大将
天つそら満たす星かと咲く花の言の葉かげに何をつつしむ
10
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聴雨
ひと目惚れざざんざ織りの矢鱈縞襷掛けして夕餉の支度
13
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聴雨
雨あがり軒より落つる白玉を首かたぶけて眺むるつばめ
10
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聴雨
人生のほんの一瞬ズレました九分おくれの電車に乗つて
11
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舞
萬葉にうた一首のみ残し逝く名も無き者の吐息その詩
15
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滝川昌之
パティシエが燕返しで空を塗る低くひくくと薄雲を塗る
20
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灰色猫
浮かんでは消える言葉が降りそそぐ未完の歌は未完のままで
31
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へし切
みあげれば梢高きに桐の花すずしくかをる初夏の風
19
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へし切
あさみどり野辺はかすみにつつまれて衣かへたり夏山の色
22
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へし切
君をのみ思ふこころは 深見草 涙の雨にぬれて色こく
19
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芳立
人知れず庭に咲きたる花ひとつ卯月に雨をいく日恋ふらむ
8
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滝川昌之
手折らずに撮らずに置けばその花の色も匂いも風が記して
19
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へし切
花みれば都も世をも忘るなら恋ふらむ人の忘るものかは
19
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詠み人知らず
休憩は 午後の紅茶を飲みながら万葉集読む 古語ティーきめる
9
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芳立
うつろひの風に変はらぬ菜の花のひと色満つる野にぞひとなき
10
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浅草大将
散る花をはやこの春にはつ雪と見てしかなしも風を寒みに
7
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萱斎院
春の宵 いたくな吹きそあゆの風 花ちる夢に袖の濡るれば
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