粕春大君のお気に入りの歌一覧
まぽりん
来ぬ人を待宵草のゆふ闇に花さへ咲きぬかれゆくものを
28
もっと見る
紫苑
ふかみるのそこにまたたくともしびのあかきがゆゑにいざおちめやも
15
もっと見る
恣翁
中天の白日 将に下りむとす 潮さへ戻す黄河のごとく
15
もっと見る
浅草大将
今なにをゆふなみ小なみせとの名に昔のあきの月はおもへど
4
もっと見る
紫苑
あふのけに落ち蝉の曳かれゆく無言いくさの終のかくもあらなむ
15
もっと見る
河のほとり
かなしさを夢のごとしとなぐさめてからうしてこそ世をし経にけれ
9
もっと見る
紫苑
冴えわたる月を映せばやはらかきこゑを忘れてしまふ みづぎは
11
もっと見る
浅草大将
玉かぎる火の香に聞けばひと時の風と見えつつ君ぞ去りぬる
7
もっと見る
紫苑
ことのはをふたたびひらく気に留むることのはのなほ揺りかへすゆゑ
17
もっと見る
聴雨
紗をまとひ今宵の月を待ちゐたるため息しろき玉梓の花
17
もっと見る
浅草大将
言の葉に道の伝へをこへれとも空のそらには風のまにまに
6
もっと見る
浅草大将
夢に見れば星の花ちる天の川また逢はむとて渡りかた野に
10
もっと見る
紫苑
囁ける活字のあひに滲みゐて重なりあへぬみなつきの空
8
もっと見る
聴雨
墨の香をほのかに纏ふ筆とりてゆく六月の風をしたたむ
26
もっと見る
美津村
国挙げて勝てよ勝つぞと騒ぐさま過ぎし戦の場合に似たり
8
もっと見る
詠み人知らず
散り急ぐ凌霄花ひとひらを白磁に浮かべ明日を紡ぐ
6
もっと見る
紫草
裏庭のふたつ処に掃きあつめし淘汰銀杏青くも哀し
18
もっと見る
夢士
田園の様変わりゆく筑波山幾千を越え雄姿変わらじ
7
もっと見る
河のほとり
飛ぶ鳥のゆくへの空に憧れてもの思うことの止まぬわが身か
9
もっと見る
美津村
軒々に風鈴の鳴る旧街道梅雨の晴れ間の風吹き抜ける
28
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
>>
[264]