由縁のお気に入りの歌一覧
工藤吉生
ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」背景の一言も物言わぬ野山よ
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桐生賄
朝顔が終わりて 次は私よと葉の緑増す 白き夕顔
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三十四
真っ白な蛍光灯の清潔さ悲しく思う夜を過ごせり
7
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東大寺
紅色の 貝殻ひとつ 手に取りて ふと見上げれば 真昼の月光
10
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たみお
どうしようもない 私の人生を どうしようもなく 愛して欲しい
10
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ぁゃ
逢ひ見ての後の心を憂ひては逢ひたくもあり逢ひたくもなし
5
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矢車菊
坂道を駆けおりながら風になる 風を追いかけ飛ぶ鳥になる
25
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香月
心なく佇む先の虚しさに吾忘らるかいまは失くとも
5
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恣翁
別荘の窓の閾に腰下ろし 陽の射す脛毛を眺むるばかり
12
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灼熱
眩暈なる漢字に強く惹かれてる あなたのいない風景がある
6
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己利善慮鬼
水風呂でのぼせる程に焦がれても君は波間に見えて隠れて
7
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朔夜
すぐわかる歌を詠めればいいものをこんぐらがった心ほどけず
4
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すばる
恋はするものではなくて落ちるもの 気付けば君の歌を探して
21
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たみお
電灯に ぶつかり続ける 蝿のように 君を愛して いればよかった
13
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中森 つん
注ぎ込む愛の種類を問われればにじむインクの黒さの由縁
4
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林林
ありがとう、ごめんなさいを言いそびれ夕日の海を引き返す道
20
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美津村
左利きの常に左から踏み出して左の足甲早く腫れくる
7
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美津村
雨晴れて俄に低く差す夕日光を押しのけバイク走らす
7
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浅草大将
逢へぬ夜はかへすがへすも夏衣うすき縁をうらみてぞ着る
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すばる
切なさを初めて知った12歳 思いを告げることも出来ずに
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