桜田 武のお気に入りの歌一覧
ななかまど
初雪を手のひらに受けかの夏の暑き記憶もたたんで仕舞う
13
もっと見る
滝川昌之
レトロ感ある雑居ビルに棲みついた野良猫たちがまだ見る昭和
16
もっと見る
滝川昌之
日曜のランチョンマットは支持率の落ちた内閣告げる朝刊
16
もっと見る
横井 信
降って止むひと雨毎に寒くなる雲の隙間に浮かぶ三日月
11
もっと見る
横井 信
冬鳥の高なく声のにぎやかな秋の神社でどんぐり拾う
12
もっと見る
ななかまど
銀杏の黄かえでの赤に漆の朱かめ虫ゆき虫秋の被写体
13
もっと見る
滝川昌之
寝付けずに一番鶏を待つ明けは星と一緒に森へ帰ろう
14
もっと見る
バジル
息をするのにもお金は要るのよね辞めて三月の彼女は言った
15
もっと見る
へし切
秋暮れてしぐれに濡るるもみぢばはただ老い人のたもとなりけり
13
もっと見る
ななかまど
クレムリンの大き机に一人座し自我に張り付く孤高の人よ
15
もっと見る
ななかまど
無口なる時もの考えるわけでなく音たててただ柿の種喰む
15
もっと見る
滝川昌之
西窓のゴーヤの蔓をはずしたら茜入りくる晩鐘の刻
17
もっと見る
滝川昌之
皿洗いから始めます師匠たる家庭料理を妻に習えば
16
もっと見る
横井 信
秋草に朝のひかりのまた少し柔らかくなるみどりのゆらぎ
10
もっと見る
横井 信
街路樹の秋色深くはらり散る紅葉と交わす朝の挨拶
12
もっと見る
バジル
諍いも労り合いもいろはのい いのちの群れを家族と言へり
34
もっと見る
ながさき
傷ついた 心をいやす 月天子 悲母の如くに 優しくつつむ
11
もっと見る
滝川昌之
帰省した子が玄関を上がる間に妻の尻尾は振り切れている
17
もっと見る
ななかまど
香りよく甘みもありて艶もよし早今年米愛でる幸せ
17
もっと見る
音蔵 雅秀
一面を 黄金に染めて 陽が昇る 生き物全ての 命の源
4
もっと見る
[1]
<<
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
>>
[145]