御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
横井 信
菜の花の揺れる河原の夕暮れを脱いだ上着を抱えて歩く
10
もっと見る
矢車菊
覚えたての平仮名のごとやはらかきさくらあつめて子とわらべうた
12
もっと見る
水仙
滿開のミモザの影によこたはり微睡む獅子を今日も夢見つ
2
もっと見る
千映2
故郷の河津桜の咲き誇る友人と歩いたYouTubeの道
3
もっと見る
千映2
紅梅がやっと七分に咲いた午後美文字の葉書ポストに届く
5
もっと見る
茂作
君と逢ふ後ろめたさと嬉しさを 一緒に食べる雨の日の午後
14
もっと見る
ななかまど
声が降り影が走りてわが上を春の浜辺に天かける鷲
12
もっと見る
猫谷しゅう
それぞれのリズムで梅の花びらがこぼれかすかに春風を編む
7
もっと見る
猫谷しゅう
振り返る雑踏にいるはずのないあなたと同じ香りがひかる
7
もっと見る
時計台
人の世の玄冬にありて早緑の新芽の息吹ぞうらやましけれ
8
もっと見る
うすべに
うすべにの春の夜の夢しだれ梅 香りせつなく闇に溶かして
7
もっと見る
うすべに
大好きなビールの瓶で武器作る 老人の背の悲しい怒り
6
もっと見る
矢車菊
春はただ戻らぬ時間をきらきらと演じて我をすり抜けていく
10
もっと見る
830
幼子が小さき束を胸に抱き花より勝る満面の笑み
3
もっと見る
舞
野の花を愛でることなき北国に風はさきがけ春を思わせ
7
もっと見る
うすべに
花盛り 梅のかおりにまどろめば冬の終わりのなつかしい歌
5
もっと見る
へし切
ひまわりの花は枯れても種となる 諦めないで また咲くときを
9
もっと見る
灰色猫
時にはさ回り道でもいいじゃないそこしか咲かない花もあるしさ
13
もっと見る
滝川昌之
急かされず辛夷の花芽は春風の三寒四温に一歩膨らむ
11
もっと見る
トウジさん
睡蓮の枯れ渡りたり池の端に白鷺一羽春も近しや
5
もっと見る
[1]
<<
73
|
74
|
75
|
76
|
77
|
78
|
79
|
80
|
81
|
82
|
83
>>
[151]