南美帆のお気に入りの歌一覧
ふきのとう
ひまわりが大好きと言ひし幼子は画用紙一面黄色でうめる
24
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只野ハル
ワイパーを止め滴が流れ落ちるのをひとり見ながら泣いていた
2
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あきなり
仕切りごし伸ばせば届く私たち名前IDあとは知らない
5
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ハル
お風呂からあがれば君から返信が返ってくると信じて入る
4
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花撫
あの人のピアノを久しぶりに聴きすこし寂しい秋の夕暮れ
1
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いちにのパッパ
向かうのは転校先の小学校 子はパパに手を繋がせて歩く
3
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へし切
うたのわで 繋がることに 感謝して刺激をもらい 今日も歌詠む
7
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みなま
この先はつれあいもなく行くのかと寒々しさに身ぶるいもなし
12
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五穀米
父の指示含みと暗示ばかりなり愚直に起こす我は跡継ぎ
3
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詠伝
昨夜目が3回覚めた君たちのうちの誰かが壊れる音で
6
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いり子
「サンタさんいるよ」と同じ優しさで父親に言う「彼氏いないよ」
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日向猫
ボロボロのヒーローなれど繰り返し子らが親しむ輝き放つ
24
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へし切
欲望の 白い巨塔で 眺むのは地上で見ゆる 景色変わらず
4
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舞
妻問いの深山の鹿も色移る紅葉も降らず暮れるビル街
4
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潮月繁樹
松明に情を燃やすや鎭火祭 怒り沈めて歳を重ねて
11
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いちにのパッパ
転校が次週に迫る六歳は針で突ついただけで泣き出す
6
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恵
あの人に届かなくなる日曜日この手は何を掴めばいいの
29
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みやこうまし
歌だけを何故か変らず詠んでいる 何にてもあらな生きるよすがよ
10
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花撫
爪を切る 私の一部がほろほろと砕けた貝殻みたいに落ちてく
5
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ひの
めいっぱい愛の言葉を浴びた夜バスタブの中で人魚が泳ぐ
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