詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コーヤ
広げたるもみじの赤き手のひらは夕陽の風にたなびき光る
20
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灰色猫
瞳ってなんでこんなに艷やかで透明感があるんだろうか ねえ
21
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灰色猫
例えばさこのまま君を失ってその後誰か愛せるだろうか
23
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灰色猫
お互いのリズムで刻むこの鼓動ぽろぽろ和音になれればいいね
24
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炭酸水
千切られたいろがみ縷々と重なりて長岡の夜に花火があがる
21
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巴里笛
秋風に儚く散りゆく紅い葉に 切ない想い託すふりだけ
12
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麻
まつの葉も紅葉もいづれおなじことかくもさやけき月にかかれば
25
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林林
渋柿の実は色づけど干し柿に早しと食めば甘露なり何故
17
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詠み人知らず
御堂筋の銀杏落ちて秋澄みて街路樹もいよよ秋を裝ふ
13
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詠み人知らず
音もなく秋深まりて柳散る水面の細き葉こころ侘しき
17
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林林
今日畑に実るゴーヤと頂いたハヤトウリ卵炒る神無月
17
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リクシアナ
枝間から見おろす沢の葉も枯れて水の音だけが淋しく響く
23
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河のほとり
あともなき草のいほりを夢にして霧に閉ぢたる秋の夕ぐれ
18
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絮谷新
雨烟る遠き山脈見てしより曇天覆ひき我の地平は
21
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西村 由佳里
腕組めば感じる指のあたたかさ半袖シャツは今日でおしまい
11
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石川順一
露出する箇所は刺される秋の蚊の活動止まぬ庭で撮影
11
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桐生賄
長男の 学校本日 運動会 お昼は皆で お好み焼きなり
17
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林林
ご不満を言うだけ言って解決を丸投げされたらホームラン打て!
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舞
落ち葉降る音の淋しき秋の夜はひとり冷たい酒に酔いけり
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恣翁
濡れそぼち 着替へし後も冷えし吾や 震える 髭なき 秋の虫ならむ
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