御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
夏深
木蓮の白き花びら朱に染まる春の夕暮れ匂いほのかに
8
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横井 信
平凡な休みは終わりひとひらの花の栞をやさしく挟む
12
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横井 信
読み終えた本の余韻を引きずって真夜中に聞く星のささやき
14
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しきしま
桜花色に出づるか汝が恋は散る日を知れば淡く匂はむ
4
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萱斎院
春来ぬと思ひしばかりにうき立てど 冷えいる雨に花ぞためらふ
5
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へし切
美しき母なる大地を守りたい ひまわりの花 この青い空
14
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舞
あと幾度花に逢えるかまだ固い桜ながめて語れる母は
10
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茂作
閉ぢられた本の栞が氣にかかる 君の心の知らない頁
10
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めいこ
白梅のほどろほどろに降り敷くを傍目に匂ふ木蓮の花
6
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めいこ
もみぢ葉を色づけし露霜となり涙の色を知る人も無し
4
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へし切
まぼろしで 構わないから恋し君 いま一度に 春の陽炎
10
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舞
南から花の便りを聞きつつも残雪歩むアイヌモシリは
7
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茂作
初音聞く今日の喜び半ばなり あと幾たびか春に逢ふべき
11
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萱斎院
みづとりの賀茂の流れの絶えぬごと 憂さまさるともよぞふるべきや
6
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恣翁
停電の夜に花咲く燈心よ 延べたる夜具を 細々点せ
13
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ななかまど
大地震にあの日のことを思いおりスノードロップの花咲きはじむ
10
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矢車菊
思い出は影踏みあそび きみという光を永久に追いかけながら
9
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矢車菊
シャボン玉 卒業の朝旅立ったぼくら光の子どもであった
10
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猫谷しゅう
静けさを茶化すみたいにそよ風が木漏れ日ゆらす図書館の窓
8
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舞
熊送る祭りのはじめ告ぐ声か豊平の川海猫のなく
8
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