羽のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
防波堤 夏服の肩に風さむく 帰り道まで海のとどろき
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水煙
若葉からブラインドから響きだすカラリと晴れた夏の夕暮れ
2
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詠み人知らず
なぐさめは欲しがるひとにあげなさい私にそれを聞くひまはない
5
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下地杏
衛星で追跡されてもかまわないこっちが知りたい今いる場所を
13
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螢子
バラノ木ニ バラノ花サク フシギ無ク バラニ戀シテ キミニ戀シテ
6
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リンダ
限界と弱音吐きつつ詠む十年気付けば吾子が二十歳となりて
6
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ふみまろ
その壁は取り除かれてまっすぐな風を受けてる背中のあたり
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のびのび
膝抱えうずくまりたい夜のため部屋の四隅に置かれているクッション
2
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紫苑
雨霞む御堂につづく石段で抱くユトリロの背はあたたかし
5
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詠み人知らず
しなの川 波涛荒ぶる 桟橋は 暮れなずみても 落花止まざり
5
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詠み人知らず
月しろく遠くなりゆく真夜中の無言電話の静寂を聞く
7
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詠み人知らず
天上の誰かの手から次々と溢れこぼれる光こそ夏
6
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宇津つよし
ひとまわり小さな鞄で家を出る 大人になった人生は旅
3
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山本克夫
しあわせが薄くなってゆくポーラベアーはこのごろ氷河期の夢をみる
7
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詠み人知らず
風を聴き 群青沈む 夜光杯 ひとり重ねて 酩酊を知る
3
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庭鳥
芳しき虞美人草が宿に咲くひそかひそかに愛でるこの花
3
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詠み人知らず
しがらみを断ち切り越えてゆくカーブ私に戻りたどりつく海
4
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四季野 遊
独り見る明日もその後も独り見る君の愛したはずの鉄線
4
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浅草大将
星月夜いざ鎌倉とはせ参じ歌の二百も詠みつるが岡
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うにうに
奔放な歌一つ持て 雲一つ無い空に立つ文字列を持て
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