佐々一竹のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
とべるはずないのにどこかしんじててくだりざかではてをひろげている
30
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山本克夫
気付いてはいないのだろう街中に降るしずかなる砲弾の音
6
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山本克夫
細胞がひとつずつ欠けてゆくとき悲しみも欠けてゆくのでしょうか
8
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たんぽぽすずめ。
いつの日もあなたをおもふ笹舟で水面に文を描いてゆけたら
18
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紫苑
鈴懸の梢にあそぶつばさ持たず洋書ひもときし学舎の夏
6
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詠み人知らず
おだやかに生きたし穴の底でなく海月のただよふごとくありたし
6
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詩月恵
おやすみがさようならみたいに聴こえたの 明日になったらまた会えますか
109
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詠み人知らず
この胸の重荷をすべて投げ捨てて ひらり、乗りたい雲の小舟に
17
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たんぽぽすずめ。
いつまでも開かぬようなじれったい蕾のための 歌のひとひら
26
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虹雲
天使よりなお光帯び黙々と盲導犬の尊き歩み
3
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紫苑
永遠に糸を紡げるとても贖える罪いかほどやひとは哀しき
10
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紫苑
春キャベツのさっくり切れる清しさは心の奥の柔らかい場所
20
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キタハラ
もう二度と降りることなきバス停で雨に打たれる面接帰り
40
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卯月
さようならわたしは今日もここにいて手の届かない夕焼けこやけ
12
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卯月
太陽が欠けてゆく日も向日葵はただすつくりと立つのであらう
4
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詠み人知らず
白くありつづくることのむづかしさ庭のあぢさゐ花白く咲く
7
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文月郁葉
黒い傘黒い手袋 八月は空を飛べない蝙蝠になる
7
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リンダ
ねじられた想いちぎれて泣く空に入道雲がふえゆく文月
4
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うにうに
奔放な歌一つ持て 雲一つ無い空に立つ文字列を持て
52
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メガネ
喧騷を離れてひとり佇めばひとひらの花舞ひ落ちにけり
11
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