詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
磯山武士
ため息の数はつきぬと涙するかすむ弥生の満月の夜
6
もっと見る
只野ハル
病院のロビーの壁のクリムトのユングフラウは絡み眠れる
11
もっと見る
葱りんと
「桜」いう字面に春を感じつつまだ雪見酒 季節の隙間
11
もっと見る
詠み人知らず
今日もまた優しい人をやり切って仮面を外す休日前夜
6
もっと見る
藤久崇
零るれば もとにかえらぬ 水なれど 立つ床ばかりは 清め磨かむ
11
もっと見る
横井 信
晴れてゆく朝の霞に飛ぶ鳥を眺めつぶやく春のあこがれ
16
もっと見る
へし切
さくら花一輪とても咲くは咲く数に寄えて開花せずとは
21
もっと見る
行宮偏(仮之名)
灌木に積もりたる分 地へ滑り 繕わんとて 雪の降り頻く
7
もっと見る
林林
雪柳泣いてるやうな笑むやうな白き涙をはらはらと、春
30
もっと見る
滝川昌之
靖国の標本木に花二輪 前夜祭なりチューハイ二缶
26
もっと見る
可不可
はじめの一歩ふみだす無人島 ぶ厚く堅い君の胸板
4
もっと見る
ななかまど
ゆく老いに絡めとられてしまいたり人の名前や土地の名前や
4
もっと見る
香月
過ぎてなお想ふ愛し君思ひて在りし日をゆく道のまにまに
8
もっと見る
詠み人知らず
正解は最後の息が終わるとき後悔のない人生のあと
3
もっと見る
磯山武士
桜つぼむ校庭を出でし母と子はほほをゆるめて家に帰らん
4
もっと見る
新座の迷い人
弥生中 桜の蕾 膨らんで 開花もう少し またるるその日
12
もっと見る
KEN
風光る 吾妻の根雪 背に咲けば 魂宿る如 紅の梅
16
もっと見る
灰色猫
誰しもが誰かの港であることのその素晴らしい海へゆこうよ
16
もっと見る
灰色猫
初恋の手紙が詰まったポストから巣立った雛に青いつばさを
18
もっと見る
へし切
早蕨の萌え出づる野をむらさきに春を彩るつぼすみれかな
21
もっと見る
[1]
<<
70
|
71
|
72
|
73
|
74
|
75
|
76
|
77
|
78
|
79
|
80
>>
[402]