Chicoのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
優しくて易しいのんが好きだから 罵詈雑言も ひらかなで言う
12
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由縁
事実婚春にはじめた友人は 血液型に饒舌となり
3
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藍鳥
伝えたい気持ちがわたしを追い越してからまわりする言葉からから
12
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藍鳥
初デート 隣のあなたの身じろぎに 映画の字幕 目の上をすべる
9
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さえね
絶望をという名の人形抱いて寝る 布団に隙間つくらないため
8
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ミツ子
いつか来るあなたのいなくなる日には泣くことすらもきっとできない
5
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ミツ子
「はいなあに?」いつでもサッと手を止めて応えてくれるあなたが好きよ
5
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ミツ子
「お母さん」小さな声の呟きも必ず拾って応えてくれる
12
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詠み人知らず
あじさいをうえへしたへとゆっくりと雨でも降れば鳴きたるカエル
12
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十和子
振られたら我慢してたパフェ食べちまおう ついでに世界を壊しちまおう
1
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ミツ子
父のこと嫌いではないむしろ好きもうちょい母を労るならね
6
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コーヤ
雨上がり夏の息吹き肌に触れ清しく歩く早朝のみち
18
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恣翁
狭霧烟るテムズに対し 公園の濃緑望む チェイン・ウォークに
12
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美津村
牛蛙をバイクの轍で踏みたれど今朝の配達滞りなし
6
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美津村
折りこみチラシを折りこみ折りこみまた焦る老いたる吾のみ作業遅れぬ
14
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美津村
蒸し暑き街を新聞配りきて川渡るとき水の匂ひす
7
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美津村
髪刈りて頭は軽し風涼しヘルメット脱ぎて新聞配る
7
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詠み人知らず
朝刊の歌壇欄には選者らの花壇に咲いた言の葉の花
13
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ゆり
街も樹もぬるめの雨に包まれるまだ行かないでやさしい六月
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詠み人知らず
青深く雨に似合いの露草も長びく雨に花かたむけぬ
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