佐々一竹のお気に入りの歌一覧
たんぽぽすずめ。
楽しみは恋文にする飛行機の羽が貴女で 重くなる時
14
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東娘
友人としての会話が尽きたのち線香花火の火玉が落ちる
80
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赤橙黄緑
手のひらでそっと包んで持ち寄ったこころみせ合う木洩れ日の中
17
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紫苑
走り去るくるまの音を背に聞きて怒れるごとく顔を振り上ぐ
5
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まき
ひねったら闇があふれる蛇口 手に入れても過去は消せたりしない
3
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まき
たくさんの人に憎まれ愛されて亡くなったひとの歌を聴く朝
5
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まき
七夕に笹を奪られたパンダらの反人間的決起集会
9
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紫苑
胸底に熾火の如く隠れ萌ゆ我が曼珠沙華何時咲き狂う
18
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紫苑
数多ある本のうちにて赦しをば説く一冊に出逢える不思議
12
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キタハラ
きみが食むキャベツの音がしあわせの合図のようにひびく朝です
26
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詩月恵
楽しみはあなたを想い歌を詠みあなたの歌を読む このひと時
8
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詩月恵
君がいた 君がいない に関わらず季節は巡り また夏にいる
31
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じゆん
会話するための言葉を探すより ただ緩やかな沈黙となれ
17
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リンダ
街中の孤独攪拌されている ほっこり浮かぶ雲が陽を呼ぶ
5
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螢子
楽しみは書を書く君の傍らで君がためにと墨磨りたる時
9
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紫苑
人として生きよと願うその意思の左右を糾す無意味な平和
15
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あまいりょう
吐息では消ゆることなき蝋燭の灯火こころに抱ゐてをりぬ
7
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詠み人知らず
色褪せた映画の半券はじめての恋が残した小さな形見
19
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うにうに
解きかけのパズルの中に吸い込まれ未完の迷路をさまよい歩く
3
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山本克夫
下ばかり見ていた頃に何でしょうとても大切なものを無くした
7
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