御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
しきしま
有明に己が半身を恋詫びてまだ日も見れぬ月ぞ傾く
6
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茂作
下手もあり藪鶯の鳴き淀み そろそろ歸る旅寢の支度
13
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ななかまど
薄着にはすこし冷たき花の風いそぎ潜らん夜の花洞
11
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時計台
花散りて心かなしも八重咲きの乙女椿にふと魅入りをり
9
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猫谷しゅう
装丁に惹かれた本を紐解いてゆくよう君を知るこの日々は
3
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さいおん
春深み 野辺の桜は 散りぬれど 屋戸の物見に 一片あはれ
8
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茂作
ここかしこ藪鶯のいろいろに 聽きつつ巡るさまざまな瀧
11
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横井 信
ツバメ来る暖かい日の夕暮れにすっと横切る若葉のかおり
10
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飛和
春霞たなびく街を照らしだす白木蓮のシャンデリアの灯
4
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横井 信
静かなる春の社の葉桜にツバメを追って玉砂利を踏む
11
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舞
木造の校舎の裏のどくだみの匂いの重き遠い夏の日
7
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雪乃まり
一本に見える道には谷もあり瓦礫の隅で綻ぶ花も
7
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うすべに
花は散り 往くとき惜しむすめろきの涙を洗ううすべにの河
6
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滝川昌之
でか過ぎる新品リュックの中学生ランドセルから引き継いだ夢
18
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雪乃まり
初恋はスグリの赤い実を成して味わうほどに輝き続く
7
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横井 信
三日月のにじむ夜半に散り初める桜の下に若者の影
9
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トウジさん
会いたくて通った喫茶は売り札の小さく目立つレンガの斜景
5
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横井 信
窓の外しずかに揺れる春の花ぼやけた月のみるかくれんぼ
9
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ななかまど
たくましく生き上手く生き越し冬をかみしめるごとムラサキシジミ
9
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なりあきら
朝焼けの 雲が遠くに 浮かぶ日は 懐かしき人 瞼に浮かぶ
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