佐々一竹のお気に入りの歌一覧
下地杏
モルヒネを噛み砕いたらまた銃を構えて恋の前線に行く
22
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浅草大将
人知れず苦参の花に迷ふ夜はその根苦きを君し思ふや
11
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文月郁葉
エリンギを切り裂くように過去を断つ 前を向くにはまだ暗い朝
12
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文月郁葉
信じたら信じたぶんだけ裏切られ何処へ伸びればいいの朝顔
7
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じゆん
化石にもなれず浅瀬で彷徨ってシーラカンスは月を眺める
16
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竹本未來
新しい気持ちをさがし浮遊する言葉はどこへ流れ着くのか
13
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紫苑
オルガンの音にさそはれて立ち寄りし御堂はわれをやさしく迎ふ
5
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うにうに
昼過ぎの空崩落を眺めつつ二人ですする立ち食いうどん
4
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浅草大将
陽炎の淡くゆらめく春ならで今を盛りと夏に燃え立つ
10
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紫苑
風に乗る龍笛の音は翠から蒼へとうつり空へと消える
5
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銀ねず
なるようにしかならないがなるようにするのも人のつとめと思う
16
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浅草大将
蝉の羽の薄き情の現し世にそのひぐらしと鳴くも割りなし
9
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大河千紋
山月の夜露に濡れては吼ゆる虎 我が堕ちたりし歌喰ひ虎よ
11
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葉月きらら☆
楽しみは同じ気持ちを詠う人巡りあわせて癒された時
13
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詩月恵
すこしずつ少なくなっていく君の笑い声だけまだ響いてる
7
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葉月きらら☆
楽しみは和菓子の為にいつもより濃く出す煎茶喜ばれた時
9
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紫苑
巴里祭に出逢い別れしひとありき記憶にねむるシャンパンの泡沫
15
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詠み人知らず
うす紅の朝の空気を吸いこんで錆びたポストに鍵をみつける
5
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まき
さよならと君はわらって手を振ったかなしみさえも連れてゆく気だ
19
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都季
たくさんの小さな嘘を積み重ね天使はやがて飛べなくなった
12
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