桜田 武のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
「ただいま」とスマホで済ます子の帰省あのコロナ禍の年にはじまり
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滝川昌之
店頭で思い出せよとコロナ禍の年を偲んで積もるマスクは
15
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滝川昌之
アルバムは見返す日々のものでなく増やせた日々の尊さと知る
15
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灰色猫
浮かばねば浮かばぬままに言の葉の海をただよう舵なき心
15
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名鈴
あの折は 見事でしたね あなたこそ 立派でしたと 讃え合いたい
6
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ななかまど
ささやかな気づきが詩型になってゆく三十一文字に刻む言の葉
13
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ななかまど
泥の田に餌をもとめて飛びいれば黒き鳥とて汚れしものを
9
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横井 信
図書館も閉まったままで街路樹の若葉を揺らす風のささやき
9
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横井 信
ミニチュアの紙で作った鯉のぼり ぽつんと飾る小さな机
10
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灰色猫
虐待で死んだ子供の微笑みに囲まれているテレビ売り場で
11
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灰色猫
時々は廃墟となって時という荒ぶるものを感じていよう
6
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灰色猫
稚鮎釣り釣れた釣れたと楽しげに子供の声の響くせせらぎ
15
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滝川昌之
巣と餌場 返す翼の懸命さ 若親つばめの子育て眩し
20
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ななかまど
詠わずにいられなこと多い日は味噌汁の湯気うまそうに立つ
14
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名鈴
誰が知らむ 暗き地の底 ただ一人 大地震防きし 丈夫ありと
11
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灰色猫
わいわいと夢のかけらが生まれ来る幼い胸じゃ抱えきれずに
16
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灰色猫
叫びたい思いがないなら大人しく世界平和を歌っていなよ
16
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ななかまど
竹の子は掘られゆくこと知らぬまま黒き土中になよ竹想う
11
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ななかまど
あきらめと意地が同居の畑にはコロナのごとくオオイヌフグリ
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滝川昌之
弱き民 助太刀いたすと天からの 外出自粛 春雷と化す
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