詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
絮谷新
紅鶴の一本足を数ふればこぞより減りし水面曳く跡
27
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絮谷新
空に開くこうもり傘に見る夢は海の岬の白いブラウス
41
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ゐわむら
僕がまだ夜空の星屑だつたころ世界は僕の庭だつたのに
21
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inosann
優しげに見上げてくれてるタンポポはうつむく僕の太陽みたいだ
34
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inosann
幾年も話さずなりし長男の安否確かむ部屋の明かりか
32
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inosann
妻が言う「いつかなんとかしてあげる」は不確かだけど何故か安らぐ
32
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舞
密やかに少年みいる振り袖の成人式のおみな姿に
12
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千映
憧れた手繋二人でしてみたく人気の居ない夜道でこっそり
15
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千映
旨きもの特別口にしたくなく人間最後梅干しがいい
13
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千映
価値観の違い云々言い張って悲しませたね君はこの吾を
8
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千映
「純潔」の二文字が妙に眩しくて手さえ繋げぬ半世紀前
11
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千映
国語辞書二十歳の祝いの記念品手元に置くも出番少なく
10
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虹と星
あれおかしいな声がかすれて聞こえるよ いっこく堂の風邪は喉から
5
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灰色猫
幸運の有無を嘆くより愛するものを慈しむこと
20
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灰色猫
生麦と生卵と生米が揉めてる間に僕が言います
19
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灰色猫
湧きあがる言葉が心を洗うたびまた一日と生き長らえる
22
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灰色猫
百日紅女体のように艶やかな素肌を晒し終える落葉
18
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灰色猫
風邪を引く空咳ばかりで熱はない咳をするたび頭痛に響く
16
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石川順一
木の扉 突然開いて 尻をぶつ馬が嘶く 如しと思う
13
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Chico
玉砂利の壽ぐこゑも鮮やかにうぶすな詣で別珍すかぢやん
17
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