七色コインのお気に入りの歌一覧
猿ノ丞狂介
秋風にふるえる尻のすき間よりもれ出づるクソの影の見事さ
44
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さる
しばらくはなにもすることやめにしてひとりしずかに梅雨をたのしむ
8
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さる
老ひ妻と 静かな暮らし 二人して アイスクリーム 分け合ひて食べ
54
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シュンイチ
「この味はいいね」ときみは言うけれどトマトはいつも残すんだよね
10
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シュンイチ
自転車で隣の町まで行ったっけ ぼくがはじめて「おれ」と言った日
87
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まるえふ
いつに無く心静かに過ごしてる慣れない心地雨のせいだな
7
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まるえふ
復興の言葉は堂々走り出す未だ動けぬ人もいる中
5
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falcon
しのびよる核にをののく遠き空汗してつくす尊きこころ
5
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falcon
わがこころ奪ふ泥棒かささぎも明日は忙し七夕祭り
5
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falcon
はてもなき核の不安に背をあはせけふも点しぬテレビの画面
6
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みやこうまし
老教授王朝歌人の講義せし赤きネイルのろうたげなりき
6
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みやこうまし
しなやかに身をくねらせてむくげ咲く白き大地に色なす命
6
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みやこうまし
しぐれ去り梅の小枝の赤き芽と光る玉露かさなり揺れぬ
72
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まるえふ
いつまでも咲いてほしいとこの春も思い出させる刹那の花は
19
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聴雨
君と来て戻るすべなきまほろばのまだ稚き月にやすらふ
14
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聴雨
ほろほろと凌霄花は身をやつし心のあだを昇華させをり
9
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聴雨
寝ねがてに傾き去ぬる月みれば胸にいだきし焔しづもる
15
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聴雨
うす紅の桃一輪をかんざしに心ひとひら歌にしたたむ
90
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トーヤ
伸ばしたら掴めるような気がしてたもうすぐ七時青空に雲
10
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トーヤ
伝えたい言葉が諸刃の剣ならどこに向ければいいのだろうか
10
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