佐々一竹のお気に入りの歌一覧
うにうに
体中の水を麦茶と入れ替える過酷な夏がやってきました
28
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浅草大将
いき絶えて何はの想ひ懸け橋か長らへてこそ恋ひ渡るべし
11
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きりあ
にせものの恋に泣かされ夕暮れの林檎の赤になぐさめられて
17
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やすむ
海にまで否定されてもまだまだと月食を待つキャベツ畑よ
8
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紫苑
ももいろのアンスリウムは色褪せし思いにも似てげに愛しまず
8
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螢子
罪深き自分自身をただただに見つめてをりぬ逢魔が刻に
6
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山本克夫
八月の深夜にさがすきみのためスイカ畑にころがる満月
4
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詠み人知らず
取り込んだ白いタオルに顔埋め胸に咲かせるすずらんの花
5
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笑能子
吾一人淡々吟ずばかりなり他の誰とも代われぬ故に
6
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四季野 遊
梅雨の間に水面涼しい睡蓮の薄紅を青嵐ゆく
4
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たんぽぽすずめ。
霧雨を抜けた自分に蝉達がまたしくしくと 泣いていやがる
8
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キタハラ
すこしずつまるくやさしくなってゆく色えんぴつの芯になりたい
35
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あまいりょう
貝塚という街にたたずみ大らかな紀元の海の波音を聞く
7
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四季野 遊
楽しみは見えぬ目で見る母に添い緑を渡る風をみる時
27
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只野ハル
花溢る野辺の小道を行くようにうたのわに満つ歌を読み生く
7
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リンダ
曖昧な余韻楽しむ歌のため体言止めに迷ひ生じる
6
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文月郁葉
境内の裏へさらって震えてる胸の金魚をすくって欲しい
39
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詠み人知らず
ひとごみにまぎれてきえてゆく君の広い背中に自由の羽根を
3
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山本克夫
やすっぽいビニール傘はなげすてて いま からだじゅうできく雨音
62
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詠み人知らず
黒き羽輝く緑の胴細くいずこより来し美しきもの
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