Chicoのお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
岐阜からの鮎をしゅぱりと箸で押し 無言の感謝で 店主に笑みを
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詠み人知らず
わが庭に芙蓉と木槿咲き出でて涼しくなりぬ秋近づけり
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本能寺
我が家では朝の5時から蝉シャワー音量下げるボタンはないか?
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舞
蝉時雨降られて独り地蔵さま陽炎立つも優しげに笑む
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詠み人知らず
球児らがトーナメントで勝ち負けすいずれにしても涙は尽きぬ
13
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白井浮雲
食欲はあまりないけど朝飯は無理をしてでも腹に詰め込む
5
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詠み人知らず
一両の模型のような電車にはパンタグラフもかわいくひとつ
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都詩
採れたての胡瓜を酢味噌和えにして会話の弾む父母との夕餉
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詠み人知らず
陽が照りて勝ち抜きのよに残りたり公園にいるふたりの我が子
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桐生賄
子供たち 波打ち際でのお絵描きはまるで鬼ごっこ 消されて描いて
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美津村
十年くらいは直ぐに経つよと言われしは慰められたか嘲られたか
5
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水海はるこ
ブラジャーの意味をなさないブラジャーをブラジャーとしてもう三年目
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水海はるこ
飲み会でやたら頷きランダムに笑うほんとはミロが飲みたい
5
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そぶ
雨降る日ちらりと覗くお日様は春とわたしの大事な約束
6
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恣翁
泡沫は 無常の風の慰みに ふと戻りけり 空気と水に
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舞
チチと燃ゆ小さな火花父母と囲んだ夏の線香花火
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本能寺
遠いけど父さんお盆は帰るかい?母ひとり居る田舎の家へ
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秋日好
満月に少し足りない今日の月 夢届かぬとも良しとしようか
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詠み人知らず
盂蘭盆に娑婆へ持ってく手土産は干し人玉と鬼の佃煮
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あまおう
リビングを ミントグリーンへ 模様替え 人魚姫さえ 招けば渚
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