月虹のお気に入りの歌一覧
美津村
高枝に熟れ柿三つ四つ残りゐて宇宙の底まで今朝晴れあがる
14
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つゆくさ
葉ばかりのゼラニウムから 久しぶり 鮮やかに咲く 赤い花束
10
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詠み人知らず
何気ない幸せだとか喜びを感じる瞬間大切にする
14
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詠み人知らず
朝夕の寒さが増して震えれば身構えるなり心と身体
12
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秋日好
これまでに「あのとき」のないふたりなら「見知らぬまま」でいるしかなくて
12
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ぁゃ
去年までは君もぐって来てたけど独りの布団は広くも寒い
4
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霧絵エレイソン
忘れたいことがあるとき歌を詠むそのための名だ キリエ・エレイソン
7
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三十四
校庭を駆け出す時の砂ぼこりのような雲並ぶ日の出前
2
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詠み人知らず
白々と明けゆく空に三日月が忘れないでと爪痕残す
13
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秋日好
そばにいて 鏡の中の鏡には永遠に鏡が映るものなら
7
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秋日好
金婚式 三年過ぎてもふたりしてお魚料理のデートするらし
8
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蜜柑
こんな事良くないと言う唇は何を求めてこの舌吸うか
4
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蜜柑
コンビニのほうがましだとお代わりを二杯も食べた口が言います
5
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蜜柑
左手でペンを弄ぶがごとき机下の意地悪やめないでいて
2
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舞
昨晩はトトロが飛ぶか何処からかドングリの実が歩道にひとつ
13
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詠み人知らず
してあげた「のに」を語尾につけますと無償の愛にはならないのです
7
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灰色猫
世界中 ありとあらゆる 信号待ちが 優しい時間で ありますように
28
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沙綾
自らの心臓の音気になって あなたの隣 眠れない夜
7
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沙綾
いつだって肝心なこと聞けなくて あなたが使うラブホのライター
4
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桜井凛香
ふるさとのコスモス畑遠くなる新宿行の小田急に乗る
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