コタローのお気に入りの歌一覧
灰色猫
今日もまた洗剤たっぷり米洗う彼女に殺意がないのが怖い
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灰色猫
石鹸の優しい香りが好きでしたお風呂上がりのあなたの香り
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灰色猫
コンビニに寒波が到来してくるぞ早くおでんをを買い占めるんだ
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灰色猫
家計簿をこまめにつける母の背を優しくさする亡父の手のひら
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灰色猫
数センチほどのタナゴ釣りへゆく指揮棒みたいな釣り竿もって
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灰色猫
遺書だけの郵便ポスト満杯でこれは生きろということですか
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灰色猫
誰よりも高みに挑み誰よりも美しく跳ぶ野生の肉体
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灰色猫
子供らが目を輝かせ鉛筆を持ってることが豊かさだろう
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詠み人知らず
効率を考え足し算あれこれと鈍る判断ざわつく不安
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灰色猫
よいしょって口にするとき気づくんだ体は荷物であるということ
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灰色猫
朝焼けが一番きれいな岬から生涯一度のファンファーレを吹く
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灰色猫
ぷにぷにのマシュマロ食べる曙の張り手がとても肉球みたい
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灰色猫
慈悲深い神様たちが争ってじゃんけんぽんで国が滅びる
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うすべに
朝まだき 色づく街のはなやぎに 白い息置く落葉掃く人
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リクシアナ
末枯れて落ち葉に埋もるる獣道あかき十六夜あきを照らせよ
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灰色猫
肉体の吸って吐いてが続くたび消費されゆく天命がある
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灰色猫
弘法も筆を誤ることもある刺身にソースかけちゃいました
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灰色猫
ナイフとか似合いやしない君だから平和な朝のバターナイフを
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灰色猫
引き際がわからないから押してみた引いたら開く扉を押した
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源 漫
青枯れの秋穂の間より柿色の蝶飛び出でて夕日に融くらむ
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