沙久のお気に入りの歌一覧
コーヤ
人々と楽しく過ごした櫻花微笑み散るも夕べとなりて
16
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コーヤ
あつまりて 歌で語らう うたのわは 輝き放つ 花々のよう
19
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海恵ふきる
コンクリを歩く歩く歩く歩くアンダンテってこんなんだっけ
4
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海恵ふきる
あのひとはとおくで待ってくれるからおいでジョバンニ、ミルクのもうね
8
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海恵ふきる
エス・オー・エスみかんがゼリーに囚われた救い出してよ戦艦スプーン
6
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リクシアナ
春雨に濡れる梢が開け行くギアを上げて街路を抜ける
15
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もり
耐震と馴染みの言葉聞く耳が閉じて月曜恋人と逢う
9
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有賀亭小太
真っ直ぐに仰向けに寝るうちの猫 飼い主だけが猫背だったの
5
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千映
車椅子乗って庭見る母の目に父の姿が現れたかも
16
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千映
認知症春と秋との区別さえ厳しいようで 「今 春ですよ」
8
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リクシアナ
小雨降る庭の片隅水仙の緑明るく滴装う
19
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詠み人知らず
今宵みる花王マークに似たる月話し相手は君だけだから
22
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絮谷新
今日はよくものらが手から落ちる日で葱、箸、レンゲ、眼鏡、しあわせ
8
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詠み人知らず
食べ物は吾の胃の上で拒否されて 体重計に 乗らぬ選択
11
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詠み人知らず
じわじわと引き摺り込まれ地獄へと 気づかぬ振りで やり過ごすせんか
11
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鰹鯨
朝焼けに映える新緑 鮮やかに ジョンレノン聴き今出勤。
7
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舞
発つ発つとつつじ咲きくる春の日はのどかに過ぎよ今日も明日も
14
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Chico
善き人に貰はれて行け車椅子 また日溜まりにあの坂道に
31
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灰色猫
チェロひとつ 背中に抱え 旅したい チェロを奏でる 風になりたい
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恣翁
壊屋を逃がれ 炊き出し食む人の数多に 詩なぞ何をか益せむ
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