沙久のお気に入りの歌一覧
夢士
雲厚し目には見えねど天空のピンクムーンやネットに冴える
17
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もり
引き出しの暗闇のなか手を伸ばし掴んだものでしあわせ計る
8
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鍬乃呑
お茶で割り気化した酒は鼻を過ぎ直接脳に届く気がする
1
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コーヤ
紫の滝の如くに垂れる藤池の水面も紫に染め
23
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コーヤ
ひとひらの舞い美しく風通り吹雪となれば愁いを覚え
22
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デラモルテ
暮春の最期を飾る朧月雲間に霞む春の望月
12
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リクシアナ
運命の分岐はどこに在りしかと手のひら見ればただ一直線
22
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鍬乃呑
温かいお茶を飲みつつふた親とテレビを見てる焼酎と茶を
3
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赤俊雄
溜息を悟られまいと顎をあげ深呼吸する演技あっぱれ
13
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もなこもち
金曜の大宮駅にザワザワが高まっていく午後六時過ぎ
5
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もなこもち
待ち合わせのモニュメントのそば過ぎて行く誰にも待たれぬ例外として
3
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たけくらべ
逢ふことの叶はぬ人を夢に見し枕濡らすも戀すればこそ
16
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舞
わが恋の かたりべ となれ ひとひらの かぜ 散りのこす さくら木の はな
22
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有賀亭小太
いけないと知りつつデータを偽るは身つぶすことのなきにしもあらず
4
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リクシアナ
つかの間の陽に戯れる安席はずむ茶筅に光彩からめ
22
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松本直哉
花の雪ちりしく道を自転車のすぎてのこれるわだちひとすぢ
12
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林林
熊本のこわれた家を福島の大工さんたち直してるらし
18
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詠み人知らず
安物の重い布団にくるまって 子守唄には ニュース原稿
13
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舞
人の世に有象無象の人として生まれて消える泡の如くに
16
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千映
紅椿今年は花の多く咲き落花の海を静かに掃いてる
12
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