詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
名鈴
あはれ知れば 国に境は 無かるべし 直心の絵 いざ御覧ぜよ
17
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林林
全力で拒否したいけど君からの善意の嵐に話だけ聴く
13
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ななかまど
雪の下ふゆ芽しずかに膨れおり愚直なるは忘れないこと
14
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千映
干支七周したと賀状のコメントも温もり感ずたどたどし文字
10
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滝川昌之
珍しい酒の瓶など捨てられて集積場に名残る年越し
24
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サルトル
また一つ憎悪の炎立ち上り砂上の涙も炭へと変える
4
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灰色猫
冬大根ひいては転がる姪っ子の笑顔まぶしい新春の朝
15
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ななかまど
木の枝ゆ落ちる雪だけ音となる白をまといて無となる冬野
15
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ななかまど
詠むちから読みとくちから育めば短歌の命吾により添う
15
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横井 信
動き出すときはまだかと霜の降る冬の大地も朝陽に香る
13
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夢士
夕焼け空奥多摩の峰黒々と戻りし孫の里は暮れゆく
12
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ながさき
金と銀 瑠璃や瑪瑙で 飾られた巨大な塔が 虚空に浮かぶ
11
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菜々子
雨曇り今にも崩れ落ちそうで 袖を濡らすは雨か涙か
7
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千映
子を殺める親いない年になるように祈るばかりの正月となる
7
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里香
思い出よ心にねむれ安らかに 美しかったと思える日まで
15
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ななかまど
ふるさとを核に追われる八歳は帰るべき家画面にさがす
12
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うすべに
冬枯れのすすきの原も凧あげの 歓声聞いてしばし華やぐ
10
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滝川昌之
劣化とは質の落ちゆくことでなく過ぎる月日を受けとめること
16
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千映
受験生いる元旦はトランプもなしで見送る婆の寂しさ
10
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ななかまど
寒椿いそぎし吾をひき止める紅の出合いの今朝の優しさ
13
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