佐々一竹のお気に入りの歌一覧
詩月恵
さようなら さようならだと繰り返す こころ肯き歩き出すまで
5
もっと見る
只野ハル
外れた付箋紙五曲目の旋律にのり心の中に舞い落つ
5
もっと見る
詩月恵
さみしいと感じるたびに君の名をつぶやいてしまう癖だけのこる
14
もっと見る
四季野 遊
夕暮れもまだ睡蓮の開き居り水面に君の後影ゆれる
4
もっと見る
詠み人知らず
弱いこと隠さぬ決意して見ればなんだ、この世はこんなにまるい
7
もっと見る
田中ましろ
母と子の影あざやかな雨上がり ぼくは今日からこの街に住む
18
もっと見る
螢子
日中の喧騒忘れたか夕暮れの白き太陽天上にある
7
もっと見る
螢子
まだ梅雨も明けぬに群れなし蜻蛉飛ぶこの國はどこへ進んでいくのか
4
もっと見る
卯月
満員の京王電車駆けてゆく調布の花火咲く空の下
2
もっと見る
紫苑
若き汝にみちを示せる先達と逢いて奏でよ天上の音楽
9
もっと見る
浅草大将
日と月の雲の彼方にあふ隈や人目しのぶの乱れも知れず
11
もっと見る
詠み人知らず
薄瑠璃と群青色の硝子に炭酸満ちれば手のひらの海
15
もっと見る
向日葵
心だけ旅に出掛けていたことを 姑のように見抜く糠床
3
もっと見る
きりあ
ひとつだけ齢重ねる今日となり深夜のラジオただ黙し聴く
13
もっと見る
詠み人知らず
罪ふかきわれと我が身をかへりみる夜にほのかに宵待草さく
2
もっと見る
紫苑
雨受けしその梔子はしどけなく花ゆるめつつ居直りてをり
7
もっと見る
文月郁葉
さよならは口にしないで新宿は嘘の飛び交う街なのだから
14
もっと見る
リンダ
満員にひしめきあって箱の中みんなそれぞれ必要な人
24
もっと見る
リンダ
濁流が荒らした街の泥道を汚れた野良が尾を下げ歩く
3
もっと見る
詠み人知らず
その先をくだれば海と風告げるどこまで続く向日葵畑
8
もっと見る
[1]
<<
64
|
65
|
66
|
67
|
68
|
69
|
70
|
71
|
72
|
73
|
74
>>
[76]