詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
inosann
おだてられ高まる思いとうらはらに分をわきまえよと己に聞かす
19
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舞
子をあやす旦那従え買い物す母は穏やか笑み浮かべつつ
12
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夕夏
けいたいのでんわがあればあなたともいまもいっしょにいられたろうか
3
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夕夏
うたをよみはじめたころのひとはみなかようひとなくこうしんもなく
5
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石川順一
鋤焼の残りで草餅食べて居る善哉としても草餅食べる
15
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桐生賄
友からの メールとうたに 励まされ 私は私で 良かった思う
20
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夢士
電車来ず澱み溢るる人の波ホーム階段氷結のごと
13
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夢士
改札へ向ひて流る人の川淀み作りて待つ車椅子
19
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夢士
マフラーを取りてルンルン春の顔暮れてしょんぼり冬の顔かな
11
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己利善慮鬼
一月の光は冴えて限り無し遍く照らす人の世の陰
7
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虹と星
遠くから見れば私も四十六億年に一人の逸材
6
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澄舟
とりどりの鮮やかな果実を返し見る 切手に横向くプミポン国王
9
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コーヤ
うたのわのうたより見える移ろいが絵巻の如く目を楽しませ
19
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石川順一
微熱ある体で鶏肉食べて居る親芋子芋の講義聞きつつ
16
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絮谷新
家々を覆ひて流るる叢雲の底ひの翳は重しとなりや
14
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滝川昌之
誕生日 欲しいものはと 尋ねられ 息子の視線に 妻はデレデレ
11
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絮谷新
うつせ貝含めば聞こゆ磯の香のうすくれなゐにその身を染みて
15
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石川順一
扉開き十字路渡るその時に自動車迫る冬暖かし
9
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沙久
復活を約束されたかのように 勝利重ねてレジェンド降臨
16
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絮谷新
「夜だね」と蝙蝠傘を擴ぐればたちまち渡る寺の鐘の音
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