御宿川蝉のお気に入りの歌一覧
千映2
赤系の紫陽花二本挿し木する変化に一喜一憂の朝
3
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うすべに
すいれんの花から花へ糸とんぼ 鏡の空をすいとよこぎる
10
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凌霄花
民のため命にかえて潔し宗治蓮咲く見守るごとく
10
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KEN
ゆくりなき 嵐を夜叉と 騷ぐかは 鳴神靜む 野辺の葦切
9
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恣翁
青嵐に枝をそよがせて 菩提樹の小さき花ぞ 絶え間なく降る
18
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ハーコット
ひとしおに際立つ若葉 青時雨 人待ち顔の肩を濡らしぬ
8
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灰色猫
過ぎ去ったあなたのことを鮮明に思い出せれば恋は滅びぬ
8
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横井 信
梅雨入りて少し涼しい水無月の空に明るく上弦の月
14
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さいおん
煙立て 恋待つみどり 今映えて 継ぎて思へと 雨は降り敷く
5
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滝川昌之
早々に肩を並べて若竹の樹皮の青さが光る竹林
14
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飛和
筆先にふくんだ墨の濃淡で白紙に咲かせてゆく夏椿
16
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時計台
ここ数日 明かり灯らぬ家のあり 主はたしか 少し年うへ
11
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へし切
あぢさゐを一枝 摘みて仏前に 梅雨入りしたよと何時もの会話
13
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ハーコット
照れながら名乗る名字の新鮮さ 長き春終え永遠に幸あれ
6
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灰色猫
柔らかく礼を忘れぬ言の葉を持ちうる人に老いてゆきたし
8
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トウジさん
名も知らぬ釣り竿のごと枝をのばし雨だれに惹く先考の鉢
7
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へし切
ふる雨に庭の紫陽花 艶めいて しばし眺むる玻璃窓の外
10
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凌霄花
鬼ノ城に山霧深く立ち込めておはようの声今朝はかえらず
12
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横井 信
紫陽花の雨の誘いに足を止め汗を拭いてる風の抜け道
10
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時計台
南天の白き小花のやさしけれ いづれ時経て冬のくれなゐ
9
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