コタローのお気に入りの歌一覧
只野ハル
この宇宙加速膨張してるから星たちはいつか離ればなれ
4
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行宮偏(仮之名)
トスカナはエトルリアが賦つたへをり旅人どもの通ひし丘に
8
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行宮偏(仮之名)
道端でそぼ降る雨を浴びていたあの子供たち靴を履いたか
10
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行宮偏(仮之名)
羽飾りにはレイピアがよく似合う太宰治がそう言ってない
2
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行宮偏(仮之名)
たきつ瀬の疾かるあしはビアンキの背を追うあとのつくるトレイン
8
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恣翁
行く秋の 曇れる午後は 輪郭の消えて 色彩ばかり目立てり
16
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恣翁
寝付かれぬ 木枯らしの夜や 背戸に鳴く虫の音さへも 甚く衰ふ
13
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恣翁
軒に干す大根の葉の 乾きぬる音ぞ 夕べに紙揉むごとき
16
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滝川昌之
道を掃く会釈で過ぎる人は稀(まれ)誰かの業と知る眼持ちたし
15
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滝川昌之
「見る会」に招かれ見るは別の花 桜は大事な人と見るべし
24
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滝川昌之
弁当を冷やかされてた新婚の午後の欠伸がまた憎らしい
22
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滝川昌之
ノールック欲しいところに酒を出すドンピシャパスを心得た妻
20
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滝川昌之
良く晴れた冬日に下弦を過ぎた月 散り急く銀杏並木の上に
17
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ななかまど
晩秋の明かりははやも山に消え落ち葉のにおい地より沸き立つ
10
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ななかまど
身の程も知らず付けたる柿の実をあきれるように自重の人は
9
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ななかまど
本日は売り切れましたと言うように銀河の寝屋へ急くやお日様
11
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ななかまど
真実は結果の先にころがりて今も昔も視えがたくある
9
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ななかまど
特売はシルバーだけだといわれても腹にも家にも空きはあらずよ
6
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へし切
夕暮れの風は冷たき村時雨 過ぎゆく空の月はさやかに
18
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へし切
秋暮れてもみぢしにける山里の錦にまさる宵の望月
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