リクシアナのお気に入りの歌一覧
香月
翳りゆく三日月儚きとこしへの想ひ途絶えし消えゆ雨音
10
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香月
枯葉発ち衣失くせし木の下に寒を纏ひて震ふ吾が身よ
6
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佐藤水村
麻婆豆腐の豆腐崩して思はるはホッキョクグマのゆくすゑのこと
3
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詠み人知らず
一年中あつい電車の空調は お節介なる 叔母に似ている
17
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雪柊
稽古終え わが師と歩く帰り路思い出話に六花舞う夜
16
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へし切
そよ風を君の未来におくります紙飛行機の飛び立つために
19
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ゆりこ
陽も射さぬ北風すさぶ街角に警備員らは今日も明日も
16
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詠み人知らず
今日がもう明日になろうというときに なんてぇことだ お腹がすいた
16
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舞
津軽なる深雪の里の冴え月の影の果てゆく白鳥の声
14
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佐藤水村
林檎剥く薄日射し入る台所指先仄か影の点しけり
6
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恣翁
松の薪燃えて 俄かに部屋中を 銅色に明く染めけり
23
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佐々木サカナ
湧き上がる不満も不安も煎って挽きお湯を注げば泡立つ珈琲
7
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舶女チェルシー
きれいごとばかりの恋の結末をスノウドームへ埋葬する冬
9
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びあこ
決心にいたみともなう孤独ありプラネタリウム君の横顔
4
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詠み人知らず
重そうな色を運んで阪急の 車輌のなかの しあわせとやら
18
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野々花
淋しくはなかったはずの夕闇に梅の小花が仄かに浮かぶ
12
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都忘れ
過ぎし日を 流れのままに きた今は枯れ葉落ちるも 見おくりもせず
15
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雪柊
我が膝で読み聞かせたる物語幾年先の君の糧たれ
53
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せみど
4かける3センチの絵を切りとって私の代わりに笑ってわたし
5
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bgvillea
花蕾の居来たる季節の常の宿見えぬ季節の臥所は心
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