詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
みずうみになりゆく雪と薄氷に映る貴方の赤きパラソル
23
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灰色猫
病院の点滴機器が猫ならばもっと心は晴れ渡るのに
18
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灰色猫
もう二度と指折ることも叶わない全身麻痺の我が身を憂う
19
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灰色猫
もし君の体とひとつになれるならのどかな君の瞳になりたい
22
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千映
意味のないマスクは街を暗くする女のマスクはなおなお暗い
9
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石川順一
寒椿我の心を伝えてよ軽い咳払いでも缶の転がりでも
13
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千映
春だから気分転換高い目の化粧品買う吾にご褒美
12
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へし切
早春の庭をめぐれば 黄金色 先立ち咲きぬまんさくの花
24
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恣翁
ませ餓鬼の手の 懐に戯れて 夜寒一入 乳嘴尖りぬ
13
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梔子
赤色に染まる君の頬っぺたは夕日のせいか僕のせいか
9
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千映
石切りが得意の乙女だったから今でも出来そう夢の中では
12
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絮谷新
靄覆ひし岸の向ふに虹懸けて水鶏の告げる暁降ち
20
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葱りんと
恋心 外野いたずらに 弄び 花咲く前に 踏まれて折れた
17
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矢車菊
消えていった花火を空にさがすように見上げることは思い出すこと
31
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矢車菊
ゆでたまごで作る黄色いチューリップあなたの今日に花を一輪
25
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矢車菊
スイミーになれないぼくもきみもまた赤いからだのきょうだいなんだ
18
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まあさ
読み聞かせ していた頃を 思い出し ひとり静かに 眺めるスイミー
21
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片井俊二
耳元へ君の微かなささやきに冬の夜空の星も瞬く
7
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月虹
見上げれば半身の月が横たわる今の僕には君が足りない
129
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夢士
下草を指でかき分け蕗の薹春は足元小さき緑
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