沙久のお気に入りの歌一覧
舞
花の名を問うひとの香をしのびつつ秘す言の葉の移ろわぬ色
13
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朧月
熊本の城にあらわる菩薩様人のこころを助くごとくに
8
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デラモルテ
ダヴィンチとミケランジェロの饗宴の名殘を殘す摸寫の數々
8
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光源氏
風薫る奈呉の海辺の浮世舟遠ざかりゆく影をしのべど
9
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光源氏
花の名を知らで別れをとどむるか名残いかにと思ひつる夜に
16
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光源氏
我が袖は海の匂ひに抱かれて君が姿を待ちわぶるのみ
9
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詠み人知らず
吐くように丸い背中で少量の 言葉を絞る そんなのがいい
14
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片井俊二
出番なき夏のスーツが片隅で冬のスーツと夏を迎える
6
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光源氏
恋に破れ涙こぼるる桟橋に心もとなき船の汽笛よ
13
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光源氏
身をまかす時の流れのうつろひにたれや知るらむ深き想ひを
175
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千映
少しずつ脂の抜ける身となりぬ心の関節まだ痛まない
12
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たけくらべ
契りきな真顔で吾を抱きつつ帰らぬ人のかげぞ恋ひしき
17
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舞
今日もまた昨日と同じ俺がいる傷を隠してヘラヘラ笑う
16
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絮谷新
あんたこれ持っていきなと竹の子を渡す媼の座る陽だまり
12
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イバラキ
玄関で「傘持った?」と気遣いくれる人欲しくなる梅雨入り前
9
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有賀亭小太
貧しさにじっと手を見る啄木よ 我じっと見る預金通帳
11
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千映
バラ色の人生で咲くバラの色あなたの好きなイエローにする
8
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千映
生きている間はこれが最後だと真っ赤な靴を通販で買う
11
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リクシアナ
しなる枝萌ゆる若葉に雪柳白き花の緒火焔の如く
20
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リクシアナ
リラ便り届きし今朝の食卓に白き穂先のアスパラ上る
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