詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
山桃
むすんではきえゆくひとよそよろふく秋風うらめ朝萩の露
17
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白亜
いつだって 自分を肯定できなくて 孤独の海を もがいて泳いだ
20
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白亜
夏ゆくと告げし蜩 かなしみは淡く儚く夕映えに消ゆ
24
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白亜
やっと会える。夕日の色は一歩ずつ濃くなっていく、ふたりのために
12
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あそびくも
暑気盛るころの歌々さかのぼり今日は暮れ行く夏を惜しまむ
21
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凍
もう一度なにもない手をじっと見る 死なぬあいだは生きておらねば
14
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凍
虐待と死刑の載った新聞を敷いて障子の張り替えをする
20
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凍
道に落ついまわの蝉をまたぎ越し吾は来年も生きねばならぬ
28
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さくらこ
お終いの夏を探してくるぶしのてっぺんあたりで迷っています
5
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猿ノ丞狂介
君はゆく奪はれし闇に惑へども孔雀のやうに翼ひろげて
14
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紫苑
赤蜻蛉ひとつ飛び来ぬ初秋の画布に気ままな一筆書きを
24
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浅草大将
秋野辺に色とりどりの花咲けば声も千ぐさの虫ぞ鳴くなる
17
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山桃
さきゆきは死すべき身とぞ覚えども心にかかる原発の雲
15
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粕春大君
夕だちのむら雲わかれ照る月にこぼるる小萩がうへの白露
23
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浅草大将
夕されば妻とひまどふさを鹿に宿をかすがの萩のひとむら
11
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恣翁
爆ずる前の 刹那の静寂 破りたる 響き運ぶ 川風ぞよき
21
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さくらこ
おいで蝉 ゆつくりまぶた閉ぢたなら泣いてばかりの夏さようなら
6
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紫苑
むらぎもの心ばかりに北の地の稔りあがなふ秋ひと日かな
15
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まるえふ
今すべき大切なこと今はただ苦しいけれどいつか歌になる
11
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葵の助
おにぎりを息子と食べた公園のベンチで昔あたしキスした
9
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