氷魚のお気に入りの歌一覧
田中ましろ
春先に蒔いた小さなウソの種がいまごろ芽吹く 寒い寒い夜
10
もっと見る
黒須牡丹
絶望という名の雪が降り積もる きりぎりすなのでたくわえはなし
5
もっと見る
ひいらぎ
仕上がりを残したままで忘れてた夢がたくさん押し入れの中
17
もっと見る
詠み人知らず
豊かさに危機薄れゆく景色ほど知っておきたい消えないように
4
もっと見る
じゆん
感情は殺しまくっても生き返るゾンビみたいに不死身であった
16
もっと見る
田中ましろ
立ち止まる あなたに続くこの道はたぶんあなたに続いていない
10
もっと見る
ケンイチ
5度ぐらいデフラグをしてみたけれど説明できない領域がある
6
もっと見る
羽
彼女ならどう詠むだろう花を見てふと思う冬のひだまりを抱く
57
もっと見る
竹本未來
海は海、かきまぜたって変わらない。君が君でしかないようにね
16
もっと見る
佐々一竹
偽りの握手をあまた繰り返す右手の腫れも気にしないまま
3
もっと見る
粕春大君
吹く風に野辺の尾花も霜枯れて寒さにこごえ人をまねかず
12
もっと見る
詩月恵
皮手袋はめて強がる意地を張る温もりなんて欲しくないから
10
もっと見る
のびのび
週末の発熱で知る孤独への耐性が要る恋をしてると
8
もっと見る
falcon
見しかげのいつか忘れむものおもふ霜夜の月の白きひかりに
18
もっと見る
螢子
占いをすべて信じるわけじゃない言い訳にする心の弱さ
2
もっと見る
国見こうすけ
苦い恋を失ったあとに降る雨はどことなく機械的なあたたかみ
4
もっと見る
紫苑
なまくらに折り合いをつけうた詠めば己が身を削ぐ傷の錆びつく
17
もっと見る
水葉
降る雪の白くちらちら舞いくるをいつぞ根雪となるや知るらん
4
もっと見る
村木美月
半分に撃ち落とされたような月お前もきっとひとりぼっちね
13
もっと見る
たんぽぽすずめ。
フィルターでぼかさず枯れて行く花をそのまま映す 方が綺麗だ
5
もっと見る
[1]
<<
61
|
62
|
63
|
64
|
65
|
66
|
67
|
68
|
69
|
70
|
71
>>
[76]