桜田 武のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
惚れやすい寅さんみたいに純真な眼をして妻が巡るデパ地下
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滝川昌之
黄葉を灯し始めて桜木は花も実も無い秋はシックに
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名鈴
懸くる想ひ 野守の鏡に 映したし 目に見えぬもの 見まほしきかな
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名鈴
雨も闇も 障らぬものと ならはして しとど濡れ来る 愛しき君
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横井 信
さあ秋のショーははじまる鮮やかな命の森にほむらは揺れる
12
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横井 信
コオロギのうたもゆらめく月の無い夜空に星の遠いささやき
10
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おじい
また一人 隱れて仕舞ふ これの世に 靜かな秋の 物陰ありぬ
11
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おじい
御母を 睡りのふちに 置き去りて 綾取りの川 せせらぎそむる
10
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おじい
尺取蟲の 首を振るは 哀しかり 遙かなるもの 天にまさぐり
10
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みをつくし
新天地 通天閣のなほ南 鄙より街へ嬉し悲しき
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名鈴
嵐打ち 雷の身に閃きて それより後の 事は覚えず
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名鈴
まつ虫の 声をたよりに 君来なむ 軒のしのぶの 深き庵に
11
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ななかまど
ゆく夏の叫びとも聞く蝉しぐれ残夏のときを生きるは難し
11
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ななかまど
はい松に掛けたるタオル手招いて山を愛する主人を探す
11
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ななかまど
こんなはずこんなはずではなかったと山の五合目われ独り言
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滝川昌之
八月の最後の風に弧を描き夏の警邏を退く浜のトビ
12
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滝川昌之
春ならぬこの世の秋と絡み合い雨後の草原群れ飛ぶ蜻蛉
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滝川昌之
死に場所にたどり着いたか橋脚の陰に陣取り動かぬ野猫
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横井 信
遠ざかる夏のざわめき 青柿の夕陽に染まる長月の空
10
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みをつくし
今日の日は思ひ掟つる元始なり 選びし道に迷ひはなけれど
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