横井 信のお気に入りの歌一覧
千映2
北前船寄港の町に今もある艶やか性の抜け殻の跡
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ひげじぃ
泥土より見つけ出したる一葉の亡父の写真 母は拭えり
9
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へし切
感染の波が来るたび崩壊す 夙に予見は出来ただろうに
9
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滝川昌之
老い梅は切られてしまい切り株に一輪咲いて無念を遺し
11
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うすべに
いつもなら孫がいるのと老夫婦 ふたりで揺れる淋しげな音
8
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ななかまど
北に浮く柄杓の長さ目で追いぬ北極星は記憶の座標
16
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杉野小町
あこがれの体求めて鍛ふれどかの川長きは難きものかな
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へし切
お籠りの如く 古家に閉て込めて この髭面に無聊を慰め
10
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紫草
冬ざれに赤い外套に選ばれたきみが佇む今朝のバス停
13
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舞
片手には手袋があり片方に君の手がある右手左手
6
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び わ
庭の梅小さな花を散りばめて春さん早く来てくださいと
7
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茂作
歌詠みを始めてこそ知る何事も 無き一日に新しきこと
12
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KEN
手は凍ゆ 夜を込め哭きゆ 風を譜と 殘す水面に 目陰をすれば
8
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可不可
訪問診療の医者ころされる コロナより怖いか 逆うらみ
5
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只野ハル
さっき見た天気予報じゃ明日は雨 雨なら雨の気分になろう
8
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夕夏
でじたるかかせいきゅうずらかつてにげつかまったとてもどるあらまし
1
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滝川昌之
人で無し 車内喫煙とがめられ若き正義を足蹴にすれば
13
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ななかまど
人あまた笑む季節かな菜の花の黄の帆布揚げ船出する春
10
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夕夏
でじたるかしはらいおくれさもありぬてんきょたいおうみばらいてんか
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千映2
俺ということば発せず私というそこが企業戦士の名残ね
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