佐々一竹のお気に入りの歌一覧
笑能子
大声で泣くが子供の仕事なる親の仕事は泣かすに非ず
3
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四季野 遊
伽羅薫る布香合の届きおり寂しさ籠めて飾り置けとや
3
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きりあ
劇場の上にひろがる青空は踊り子たちの希望となりて
6
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詩月恵
痛みなど感じなかった「好き」だけが歩むわたしを支えてくれた
6
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詠み人知らず
何もかもそつなきひとの舌先に敬称略で呼ばせる驟雨
3
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詠み人知らず
許しても許さなくても質量はおなじ罪には翼は生えぬ
4
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きりあ
呟けば言葉の海に溺れそう夏の人魚は歌を詠わぬ
9
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きりあ
調子いい言葉なんかにゃもう飽きたそういわれても言葉を紡ぐ
4
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きりあ
帰さない帰したくないきみを今日遣らずの雨よ強く降れ降れ
7
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紫苑
ひさびさに手紙認むる用ありてそにふさはしき切手をえらぶ
10
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詠み人知らず
光だけ求めるひとよこの世には安らぎという闇もあるのだ
8
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山本克夫
しおさいを忘れかけた雑踏のなかに海からの電話がつづく
6
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竹本未來
犀川に拒まれ向かった現実は あなたのコンビニファミリーマート
10
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キタハラ
かなうなら母の温度に包まれて子どものころのように泣きたい
14
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虫武一俊
みずうみに蓋をするときおはようのあなたの声を夢見る魚
10
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浅草大将
夕さりて今日も一日を生業の我歌人にまたかへりゆく
14
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虹雲
降りてきし先はいずこか白槿光りの海に浮かぶたまゆら
4
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きりあ
真実とは何かと尋ねられたらそれは日々の暮らしと答える
12
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たんぽぽすずめ。
十屯の 荷揚げを終えて 七人の汗を真夏の 雲へ捧げむ
13
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浅草大将
風吹けば音にぞ秋を探りつつ夕べひととき夏を忘るる
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