吉野 鮎のお気に入りの歌一覧
詠み人知らず
林泉のくれて夕星合歓の花淡き薄紅亡き母慕う
9
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可不可
頬紅のかはりに舐めてもらはうか シロップに染まった舌べろ
5
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うすべに
夏休み 陽にきらめいた白い波 ラムネの瓶を透かして見てる
9
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リクシアナ
揚げ花火谷間の郷に谺して恋に幕引く煙の香り
14
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横井 信
寝ころんだ窓から見える青空は容赦ないほど夏の輝き
13
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横井 信
ゆっくりとでも確実に進んでくうす橙の空に三日月
11
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詠み人知らず
きっかけは時差で聞こえる遠花火哀しみだけが想い出の町
3
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可不可
君の目が泳ぎだしたら乾くまで 俄か雨と薄着の魔法
8
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横井 信
令和でもやっぱり暑い八月は汗を拭きつつ踏み出す一歩
13
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へし切
梅雨寒の七月の風も何処へやら寝も寝もやらずこの夏の夜
13
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詠み人知らず
寄せ植ゑに日日草の彩りを 花を愛して晩年の日々
11
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滝川昌之
納涼祭 告ぐ行燈に 今は亡き 友の店の名 また見上ぐ夏
13
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へし切
夕涼み 縁台置いて将棋かな 昭和の風景 今は懐かし
15
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ガビー
漁終えし父の漕ぎだす自転車に我もゆられる母もゆられる
8
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詠み人知らず
立ち込める暗雲なおも黒々と近くて遠き隣人の壁
13
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横井 信
ホームさえ陽射しのきつい八月の空いた電車にほっと一息
11
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KEN
草渡る 風にかなしげ あしびきの 峠の夏に なでしこひとつ
12
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KEN
右へ行く 左へ行くと 譜に合はせ 救急車兩が 歌ふ梅雨明け
11
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滝川昌之
息荒く汗をかけない老犬は雪にはしゃいだ庭偲びおり
15
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舞
幾たびの春の別れの川の名にいかに優しきカムイ坐します
8
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