佐々一竹のお気に入りの歌一覧
虹雲
澄み渡る夏空夏日のさみしさにえのころ草の穂も揺れずして
2
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四季野 遊
木漏れ日の眩しき沼をさまよいて何の答えや独り白鷺
2
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螢子
球児らの汗と涙を飲み込んで今は静かに眠る球場
6
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詠み人知らず
紫を心に隠しふっくりと桔梗つぼみは時雨に濡れる
8
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詩月恵
偽りの衣纏って七月尽 隠しきれない空の憂鬱
7
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詩月恵
朗読の人の数だけ彩られ 吾の歌であり吾の歌でなく
7
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大河千紋
なれたかもしれない「僕」がこっち見てお辞儀をするんだ哀しい瞳で
6
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たんぽぽすずめ。
終わりまで手紙を書けた人だけに残す手紙は 「幸せでした」
10
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紫苑
「僕のインクは白鳥の青い血で」コクトーの蒼は詩をつむぐあを
6
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詩月恵
あの夏の葬式の朝の空の色どこまでも青 祖母の微笑み
6
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リンダ
屈服を強いる暑さの夏の果て太陽までも鞭をふるわす
6
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向日葵
夜店にて掬った金魚 へこ帯を揺らす幼き姉妹にも似て
5
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羽
待ちきれず素足になったつま先がひかりはずませ夏の入り口
36
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羽
なにげない言葉がしみる胸の奥ふいにこぼれた炭酸水の
9
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紫苑
驟り雨せみさえ黙すそのときに囁きたまえ我が耳もとで
92
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紫苑
身に受けしことより傷つけ裏切りしことの多さを思う真夜中
10
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氷魚
約束の視覚化それが指輪なら何を誓うの太陽と月
40
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詠み人知らず
あまりにも美しすぎる夕焼けは沈んでいくのに希望に見える
79
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楓
静寂の広い空間突き破る単調なモニターの音
4
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笑能子
風船を突付く如きの空模様仰ぎて迷いただ下を見る
3
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