桜田 武のお気に入りの歌一覧
横井 信
夕暮れの町に明かりを灯してく家路急がす百舌の高鳴き
12
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横井 信
いらだちをぐっとこらえた1日のカップに残る渋い珈琲
11
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みをつくし
高齡者 接種と重なり ひと試煉 問はず語りも噛み合はずして
20
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みをつくし
和歌の道 歌唱の道にも通ずるや 韻律旋律音感調和
17
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みをつくし
百日紅 花色燻めつ夏過ぎて 紅の葉映えし青き秋空
20
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滝川昌之
全身の生命力を伝え来て赤子の握る吾の指熱し
20
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滝川昌之
春先に新米だった同僚が慣れたお辞儀で頭を垂れる
13
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滝川昌之
最初から取り分けられた寄せ鍋にコロナ解雇の奉行淋しき
13
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菜々子
今度こそ自信を持って言えるよに これが私の決めた道だと
10
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みをつくし
空の青 山深緑 地は萠黄 その中走る車線の白さ
36
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灰色猫
暗闇に囲まれたって手探りで次のページを彩る日々さ
9
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滝川昌之
完治してリハビリ室を出る俺を気丈に祝う出れぬ老い友
17
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ななかまど
実は熟れて倒れし稲を起こすとき日の恵みなき細き茎見ゆ
13
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おじい
妖婆たる 日々を重ねつ 御母の 魔力得る日も 既に秒読み
10
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おじい
おぼろなる 国に住みふる 御母が 具に歌ふ そは七つの子
11
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ながさき
凍てついた 不信の大地に 躍り出る 慈悲と勇気の 地涌の菩薩よ
12
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灰色猫
いつの日か忘れ去られる命なら忘れ去られる歌を愛そう
6
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灰色猫
巡礼をするかのように満天の夜空に浮かぶ月の帆船
12
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名鈴
西向かふ 船路をしばし 外れては 雲から出でよ 清き月の舟
9
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名鈴
秋に色 添ふる野菊と 竜胆は いとど似合ひて 相応しきかな
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