詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
万陽
呼び捨てが 「ママ」と「ねぇ」へと 変わりゆく 吾の名は無き 君の呼び方
19
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想野
雪深き山より来たる鳥たちの飛び立てる朝 日ざし春めく
11
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恣翁
日溜まりに 乱れし髪を梳り 詠み損ねつる詩を直し居り
22
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恣翁
赤蜻蛉 翼を 虹と輝かせ 夢さ迷へる天女なるかも
16
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恣翁
月に惑ふ鵲の身は 流されて 秋の楓は 露を吸ふなり
20
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恣翁
青空を眩しがるがに 風を除け 海の音聞き入る 紺の蝦夷菊
18
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恣翁
菱黒き濠に映れる 石垣の蔦 紅を 水に流せり
19
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恣翁
稲刈りの務めを終へて 田の神の 山帰らるる十日夜かな
23
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恣翁
欠伸して 夢見るごとく 重たげな瞼開けて 視線 吾に投ぐ
18
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恣翁
形稽古に汗ばむ肌ぞ 心地良き 天井高く 精気盈つれば
18
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恣翁
南向く廂の間へと 床移し 冬の日差しを一人占めせむ
25
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恣翁
稲荷社に祭れる 食を司る御饌津神 狐の縁なりけむ
14
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恣翁
白き月 空を渡りて 軍場となりし沙上を 冷たく照らす
21
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恣翁
朧げな 疲労の重心 心做し 末梢神経系に移れり
19
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恣翁
薄日射す障子に 屈め 菊活くる影を映せる 水仙の君
24
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恣翁
法堂に続く 障子の回廊を 澄みし共鳴 響き渡るなり
18
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恣翁
喚く子を モンスケ婆の来つべしと 窘むらめや 風騒ぐとも
21
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恣翁
庭に生ふる樹々を破れる月影の 頭上に落ちて 肌寒きかな
20
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恣翁
夢むがに 淡く掠れて 仄白き丹の大鳥居 慕はしきかな
15
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恣翁
這ひたるは 沙上の蟹か 桑の葉の蚕か 雨の雪になりぬらし
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