詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
野々花
吹く風の色さえ淡く変えながら名もなき花の憂いが揺れる
27
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舞
男の子へと生まれて老いて顧みるむなしく過ごすひとの世の時
15
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まあさ
転勤で 息子が帰って 来るという 知らせがこんなに 嬉しいなんて
28
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松本直哉
春あさき加太の波間にうかぶ雛いづちゆくらむ風のまにまに
17
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inosann
薬事法の業界揺るがす改正に登録販売者の資格を取りぬ
20
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佐藤水村
小春日も夕べ物憂く薄暗く花屋に寄りて春を待ちわぶ
8
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佐藤水村
乗り継ぎのホームの隅の静かなる陽だまりの草一群れの萌ゆ
12
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芳澤あやめ
壁作る そんな事を 言うけれど 閉じ込められず 閉じ込められる
8
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ともゆき
うたのわの歌のくさぐさ読むほどに ほの温かく胸に充ち来る
41
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石川順一
長崎屋火災がトラウマあの日から詩想も消える様な気がする
17
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千映
ベレー帽虫食い穴は皮製の花一輪で可愛く見える
22
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千映
変身をさせた人から吾のこと娘の如きとリップサービス
13
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ともゆき
道に伏し 出血止まぬわがために 手尽くせし人 名さえ知らずも
21
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千映
一夜だけ君のこころよ飛んで来い吾にぶつけた辛さ還すの
16
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林林
バレンタイン娘作りしチョコマフィンホットな一味唐辛子入り
25
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林林
「大丈夫?」あなたが訊いてくれるからその瞬間に大丈夫になる
37
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千映
歳重ね喜ぶ姿見せられてボラすることを愉しんでみる
16
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林林
半月に心半分預けたら翻弄されずに生きられるかな
21
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林林
「風よ吹け」叫ぶ稚児らは校庭の砂が渦巻く嵐に揉まれ
26
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灰色猫
神様の合図とともにぼくたちは青き地球に躍り出たのだ
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