佐々一竹のお気に入りの歌一覧
紫苑
枷なくば駆け出すものを拘束衣吾を現世の地に縛りおく
11
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田中ましろ
美しい別れなどないひび割れてざわついている踵を撫でる
13
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向日葵
懐かしい玄関くぐればこの家の長女に戻る 歳は重ねど
13
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詩月恵
寂しいを涼しいにする金魚玉 ぼくだけの海ゆうゆう泳ぐ
20
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浅草大将
時として夏の記憶は飛ぶ雲の空の青さえそこだけ白く
19
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山本克夫
ひまわりの角度がいいね 夏空にいつもあなたは上向きだった
19
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羽
訣別ののちに海馬が走りだしわたしはきっと忘れてしまう
20
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水葉
美の吾子に貫かれたりし太陽神我の胸にもこの黄金の矢
6
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紫苑
膨れゆく叫びを胸に封じ込め二度とは溶けぬ氷塊とする
7
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キタハラ
「運命」は「偶然」であり「運命」と呼べば受け入れられる「現実」
5
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浅草大将
明日照るや星を標の天路をぞ今日は心の道と行くべし
10
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楓
遠き日の我が青い頃想い出し胸が高鳴る賀茂の夕暮れ
3
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リンダ
海のうえ渦巻く波のうねる泡くすんだ空に淡路島見る
6
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詠み人知らず
建て前をならべた手前仕方なく強い自分を演じているだけ
7
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只野ハル
熱き頬撫で行く加茂の夕風に京のひと夏都の夢を
4
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只野ハル
主無き窯を訪ねて登る道残せし欠片光り目を射る
5
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都季
うっすらと君の不満に気付いてたどうにも出来ず目を背けてた
14
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水葉
したためた紙飛行機を君に向け貨物航空只今離陸
4
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詩月恵
音花火 見えない君の面影を赤く染まった空に重ねる
2
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詠み人知らず
原色の夢見て眠れ花魁草 手練手管の毒を持ち散る
4
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