コタローのお気に入りの歌一覧
ななかまど
おおき葉を大地へ返しプラタナスあずかり知らぬ顔で立ちたり
8
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ななかまど
冬の陽に毛をつくろいて師走ねこ身の箍はずす昼餉のあとは
7
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ななかまど
分けあいて小腹の足しにとミラノシー少し多めを吾にと妻は
8
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ななかまど
夏の日の悲喜かさなりてあるごとく裏に表にもみじ葉の顔
9
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名鈴
読み友と 言ひ語らふは いと楽し 苞に甘き菓子 持ちて訪ひたし
11
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名鈴
悲しびは 我のみならず それぞれに 満つと知るこそ 大人なるべけれ
18
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名鈴
思ひ人 恋の心根 推し量り 我をはしたなめ さがなく笑ふ
8
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名鈴
物に似ず 才優なる方 目映ゆきて 神に近しと 畏れ臆する
9
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滝川昌之
杉玉に暮れの薄日が促せば並ぶ酒樽 水引纏い
17
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滝川昌之
小春日を告げてメジロは植木屋が落とす松が枝 横目に渡り
14
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滝川昌之
気忙しき師走の古都の段葛 迎春支度に行き交う人の
22
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滝川昌之
破魔矢織る か細き巫女の白指と凛と小袖を括る襷と
17
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恣翁
風寒く 漣ばかり 往来の絶えし堀端 師走に暗し
9
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恣翁
刻みたる 夜の脈搏 映すがに揺らめく炎 狂ほしきかな
8
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恣翁
冴え冴えと乳白き真珠の耳飾り 耳朶まで透けて 清冽に見ゆ
8
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恣翁
マドロスを気取り ボラードに足置きて ひたひた満ち来る潮を聞きたり
6
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恣翁
柚子皮のマーマレードと珈琲の 香は深くして 冬ぞ来にける
15
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灰色猫
見た夢を叶えた人は誰よりも星に願いをかけてきたのさ
10
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灰色猫
近づけば僕ら微笑む幼気なふたりの瞳に星がいっぱい
7
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灰色猫
憧れの空を夢見る雛たちは星のゆらめく水辺に眠る
9
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